日本で14年間目生活している永住権者を持っている韓国人です。 WEBマーケティングを主な職業としており、日本留学時代から現在までの経験をもとに多くの外国人の方々に役立てればと思い、外国人の日本生活において役立つ情報を掲載しています。

日本に留学して、学生期間終了に伴って日本に就職する際に、調べ方がわからなくて悩んでいる方はいないでしょうか? 日本でアルバイトをするのではなく、正社員などの定職につくことが難しいと感じる人は多くいます。それは、情報が不足しているからです。留学経験を持ち、日本で就職しているlife
zipangのメンバーの経験をもとに、主観的な意見を交えながら、就職を希望する留学生の方に向けてこの記事を贈ります。

【年度別】留学生の日本就職率

2017年6月に日本の文部科学省から、「革新ベンチャー創出力の強化、チャレンジ精神あふれる人材の創出」のために、外国人留学生が企業に就職することができるように支援を強化すると発表されました。発表によると、2016年に日本の企業等に就職を希望する外国人留学生は全体の64%を占めていましたが、実際に日本国内で就職をした外国人留学生は35%程度に留まりました。それに対し、外国人留学生を対象にアンケートを行った結果、外国人留学生から得られた就職活動に関する最大の問題は外国人留学生を対象にした求人情報が少ないということがわかりました。次いで就職活動の構造がわかりにくいことも問題としてあげられています。

これらの問題点を解消するために、日本政府は、昨年(2017年)に3.6億円という予算を組み、外国人人材の日本企業の雇用拡大のために、「日本語能力」、「日本の企業文化などの職業教育」、 「中長期インターンシップ」などのすべてを一度に学ぶことができる環境づくりのための活動を支援して、外国人留学生の日本での定着を図るとともに、日本の留学生の増加のために力を入れる取り組みを行いました。
文部科学省が発表した内容のソースを確認する
Life Zipangでは悩んでいる留学生の方のために、日本の就職サイトの中で、留学生の就職を支援してくれるサイトをまとめてみました。

留学生のための就職サイト

現在、日本では、留学生を対象にした就職サイトが非常に多く存在します。しかし、サービスの品質と企業が保有している求人の違いはありますのでLife Zipangでは会社ごとの情報を収集し、信用できるサイトだけ皆様にご紹介していきます。

ASIA Link


ASIA Linkは日本の厚生労働省から許可を受けた会社として、安心して信頼性があります。また、他社とは違って、筆記試験なしですぐにマネージャーや社長との面接を進めてくれる場合もありますので採用に有利という特徴があります。他にも、各種就職セミナーや外国人留学生を採用したい企業経営者との直接対話を交わすことができる相談会に自由に参加することができます。
https://www.asialinkryunavi.com

NINJA


株式会社グローバルパワーで運営している外国人の採用に特化した求人サイトで、すでに外国人の間では知名度が高い『NINJA』というサイトは、採用された外国人留学生もたくさんいるので、先輩たちから直接就職先の情報を聞くことも可能です。サイトの利用に当たっては、「日本語能力別」や「職種」などの条件に合わせて求人情報を見つけることができます。他にも、日本の面接で必要な履歴書と職務経歴書をボタン一つで作成できるサービスを備えており、初めてでよく分からない人でもスムーズに進めることができる仕組みになっています。
https://nextinjapan.com

リクナビ


リクナビは株式会社リクルートキャリアが運営する求人サイトで、同社は社員数約4千人を超える一部上場企業です。事業規模も大きく、日本でも知らない人がほとんどいない有名な企業なので、この会社がどれほど多くの仕事情報を持っているか想像していただけると思います。アドバイザーの紹介でさまざまな会社の面接を受けることができる機会を提供してくれます。また、気になることがあれば、アドバイザーに直接聞くことができるので、安心して就職活動を進めることができます。
https://job.rikunabi.com/agent/kaigai

STUDY KYOTO


このサイトは、京都の留学生に特化したサイトであり、サイト自体が多言語で提供しているので、日本語がよく話せない方でもスムーズに見ることができます。(翻訳されていないページもあるようですね)また、就職に関する情報だけでなく、その他の生活に関連したシミュレーションも掲載しているので、ユーザーにとって親切なサイトという印象を受けました。京都で就職をご希望の方は、一度STUDY KYOTOで行われている交流会に参加して、不安なことなど具体的な内容を話してみるといいでしょう。
https://www.studykyoto.jp/ko/

※この他にも、皆様にご紹介できる留学生向けの求人企業やサイトがあれば、随時内容を更新していきます。

留学生向けの面接によくある質問


初めて日本企業で面接をする留学生によく聞かれる質問があります。

「日本の会社では面接時には、主にどのようなことを聞​​かれましたか?」

この部分については、100%これだ! と断定することはできませんが、よくある質問についてまとめてみました。

面接官から留学生によくある質問
1.留学を決めた理由と日本に留学に来た理由
2.日本で何年ほど滞在するつもりなのか
3.自分の長所は?
4.自分の長所と短所(応募した仕事について)
5.専攻分野と研究内容について
6.日本人の友人はどれくらいいるか
7.将来の夢について

この他の質問には、他社ではなくその会社を選んだ理由・商品やサービスについてどう思うかなど、事前に面接会社の情報を正しく理解していれば答えることができる内容です。
会社の規模や特徴に応じて異なりますが、一般知識や社会の知識についての質問をされる場合があります。例えば、米国の政治についてどう思うか、日本経済の未来はどのように変わっていくと考えているかなど…これらの質問については、会社のジャンルを把握し、そこに関連したニュースを把握しておくことが重要です。

今までの経済ニュースに関心がなく、面接でそのような内容を質問された場合には、面接時に可能な限り勉強したものをすべて話しましょう。わからない場合は、分からないと率直に答えることも重要です。最善を尽くす姿勢と敬語を正しく使用することで、面接官にアピールできる点が必ずあるはずです。また、可能であれば、同じ会社に入った先輩たちのアドバイスを聞いてみることも重要です。

日本での面接について


留学生が日本人より面接で不利になる理由は、まさに言語です。人は誰でも面接受けると、緊張によって本来準備したものの60%も発揮できないと言われています。さらに、外国での面接は緊張するため、思っていた以上に言語能力まで低下するので、面接を受ける前に、事前に練習をたくさんしておく必要があります。その理由は、面接官は、主にコミュニケーション能力と志望動機、自己紹介、論理的思考の部分を見るからです。面接官が判断する日本語能力は、日常生活の中での日本語能力ではなく、面接時に聞いたあなたの日本語能力だからです。

最後に、日本企業の面接の種類について簡単に説明しましょう。
複数の人が一度に面接をする集団面接があります。1人または複数の面接官が座っています。この時、一人に与えられた時間は長くないので、自分のアピールをしっかりとすることが重要です。
集団面接が終わったら次に個人面接があります。一般的に、2次面接や3次面接時に行われます。この時集団面接時よりも時間があるので、落ち着いて慎重に答えましょう。話があまりにも長いと減点になることがありますので、相手の質問の意図を把握して、的確な回答をすることが重要です。
このほか、状況によってはグループワークや、プレゼンテーションを行う場合もあります。

※面接当日の流れ:受付→待機→入室→面接→退室

ここまで日本で留学生の方が就職をするための情報をまとめました。life zipangのメンバーも日本で就職する前は留学生だったので、緊張や不安があることは十分に理解しています。会社を選ぶときは、自分のやりたい夢を忘れないようにしましょう。面接の時には笑顔を忘れずに、入社するときは目標を忘れずにいてくださいね。
努力の先にある成功を掴めるよう皆さんを応援しています。ありがとうございました。

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